2011年 09月 28日
蛸唐草 |
空気と匂いがすっかり秋ですね。暑さ寒さも彼岸まで。今年は暑いまんま秋に突入した感じですが。
さて今年の夏、久しぶりに骨董の器を買いました。
妊娠中に古道具屋さんで買った蓋付き碗を最後に買っておらず。と思い返してみると半年しか間が空いていませんが、正しくは久しぶりに高価な骨董を買いました。以前著書にも記しましたが、私は骨董を買う時は5000円以内で、と決めております。それをうわまわる骨董は5年前に買った麒麟の大鉢のみ。
今回な清水の舞台状態で頑張りました。夏に両親と娘と連れ立ってお邪魔した骨董屋さんで、蛸唐草の長方形のお皿に一目惚れ。決心してからお話しした骨董屋さんの店主の女性が、とても丁寧に説明してくれました。聞けば元禄時代のお品との事。
幕末以前の品を購入したのは初めての事です。ドキドキしました。蛸唐草というのは、青絵で施された代表的な絵柄の事で、元禄以前はもちろん明治そして現代でも沢山作られています。正直今まで全く興味がなかったのですが、この紋様の美しさには目を奪われてしまいました。時代を経てどんどん簡略化されて、楽に描けるような紋様に変化して行ったそうで。本来はこのように細く縁取りされ、その中を薄い青で塗って行く紋様だったそうです。やきものの世界は奥が深くて、まだまだ知らない事がたくさんあります。
早速先日ローストビーフを盛って使ってみました。
いつもの食卓に、ほのかに歴史と浪漫が漂います。
器の高台や横にもこんなに丁寧なお仕事が。
大きな器ではないけれど、そして派手さはないけれど、趣と品のある器。
時代を超えて輝き続けるものつくりへの尊敬と憧れの念を強く感じました。
さて今年の夏、久しぶりに骨董の器を買いました。
妊娠中に古道具屋さんで買った蓋付き碗を最後に買っておらず。と思い返してみると半年しか間が空いていませんが、正しくは久しぶりに高価な骨董を買いました。以前著書にも記しましたが、私は骨董を買う時は5000円以内で、と決めております。それをうわまわる骨董は5年前に買った麒麟の大鉢のみ。
今回な清水の舞台状態で頑張りました。夏に両親と娘と連れ立ってお邪魔した骨董屋さんで、蛸唐草の長方形のお皿に一目惚れ。決心してからお話しした骨董屋さんの店主の女性が、とても丁寧に説明してくれました。聞けば元禄時代のお品との事。
早速先日ローストビーフを盛って使ってみました。
いつもの食卓に、ほのかに歴史と浪漫が漂います。
器の高台や横にもこんなに丁寧なお仕事が。
大きな器ではないけれど、そして派手さはないけれど、趣と品のある器。
時代を超えて輝き続けるものつくりへの尊敬と憧れの念を強く感じました。
by yukoo1218
| 2011-09-28 14:12
| 陶芸コラム