2010年 10月 29日
反省しています |
今朝は自戒の朝です。
昨日焚いた窯、今朝無事に焚き終わりました。
夜中も3時間おきに確認して、順調に進めていったのですが。
終わってみて、最後の最後にケアレスミスをおかしていた事に気付きました。
このところ色々な事を抱えすぎていたなと、心の底から反省しています。
皆様に認知していただいて、外の仕事も随分増えました。でも私はやはり器用な人間ではないようです。
私は陶芸家です。器を作って発表する、それが仕事。
少し自分の状況や、今の生活を改めるべき時が来たのかもしれないと思います。
人は求められて頑張る生き物であると思います。でもそれは自分の仕事が満足に出来てこそ、の次のステージ。他者からの期待に応えようとして、自分の仕事でミスをするのでは本末転倒です。
窯の蓋が開くのは週明けなので、それまで結果は解りませんが、しばし反省の時を過ごそうと思います。
陶芸を、広く皆様に身近に感じていただきたい。それは今も昔も変わらない私の願いです。
私が陶芸以外の活動をすることで「今まで器に興味が無かった方も器に興味を持ってくださるのではないか」という思いに支えられて来ました。今回の本の出版も、この思いから乗り越えることができたと思います。でも本業が充実してこそ、その思いに至れる余裕がうまれるのであって、いまはバランスが悪くなっているのでしょう。
先日、本の件で出版社の方と意見の相違があり、久方ぶりに尋常ではなく憤慨致しました。私は陶芸家であり、タレントではありません。タレント的になっていくつもりもありません。でも出版社にしてみたら、本が売れる事が一番嬉しい訳ですから、乱暴な言い方をすれば本業云々よりも有名になってほしい訳です。じゃんじゃんメディアにも出てほしいし、そこで本の宣伝もしてほしい、ブログも頑張れ、という主旨の事を度々言われてきました。大手出版社に対して弱小の一陶芸家の私は、どうやってその期待に応えるかを考え、それ相応のご協力をしていたつもりでしたが、毎回言葉で突き上げられるうちに、いったい何の為に誰の為に頑張っているのか、ということが本当に解らなくなってきて、遂にキレたのです。そういう表に出せない感情をたくさん抱えるようになって、正直ブログも何を書いたら良いのか解らない日々が続いています。
忙殺されて頭がとっちらかってはいるものの、答えは自分で見えています。
私は陶芸のため、自分の為に頑張るのです。それはこれからも止めません。
今が成長の時なのです。自分の足場である陶芸の技術を向上し、もう一歩前に踏み出すときなのだと思います。少し静かに粘土と向き合う時間を多く持とうと思っています。
独立してから3年、全てが順風満帆に進んできました。
出産を機に考える事になると思っていましたが、思ったより早くそれと真剣に向き合うべき時が来たようです。写真は弟子時代にすんでいた家、私の原点です。あの頃に帰りたいとは思いませんが、あの頃の私からみて今の私は幸せだろうか、今一度考えたいと思います。
ランキング←クリック、よろしくお願い致します。
昨日焚いた窯、今朝無事に焚き終わりました。
夜中も3時間おきに確認して、順調に進めていったのですが。
終わってみて、最後の最後にケアレスミスをおかしていた事に気付きました。
このところ色々な事を抱えすぎていたなと、心の底から反省しています。
皆様に認知していただいて、外の仕事も随分増えました。でも私はやはり器用な人間ではないようです。
私は陶芸家です。器を作って発表する、それが仕事。
少し自分の状況や、今の生活を改めるべき時が来たのかもしれないと思います。
人は求められて頑張る生き物であると思います。でもそれは自分の仕事が満足に出来てこそ、の次のステージ。他者からの期待に応えようとして、自分の仕事でミスをするのでは本末転倒です。
窯の蓋が開くのは週明けなので、それまで結果は解りませんが、しばし反省の時を過ごそうと思います。
陶芸を、広く皆様に身近に感じていただきたい。それは今も昔も変わらない私の願いです。
私が陶芸以外の活動をすることで「今まで器に興味が無かった方も器に興味を持ってくださるのではないか」という思いに支えられて来ました。今回の本の出版も、この思いから乗り越えることができたと思います。でも本業が充実してこそ、その思いに至れる余裕がうまれるのであって、いまはバランスが悪くなっているのでしょう。
先日、本の件で出版社の方と意見の相違があり、久方ぶりに尋常ではなく憤慨致しました。私は陶芸家であり、タレントではありません。タレント的になっていくつもりもありません。でも出版社にしてみたら、本が売れる事が一番嬉しい訳ですから、乱暴な言い方をすれば本業云々よりも有名になってほしい訳です。じゃんじゃんメディアにも出てほしいし、そこで本の宣伝もしてほしい、ブログも頑張れ、という主旨の事を度々言われてきました。大手出版社に対して弱小の一陶芸家の私は、どうやってその期待に応えるかを考え、それ相応のご協力をしていたつもりでしたが、毎回言葉で突き上げられるうちに、いったい何の為に誰の為に頑張っているのか、ということが本当に解らなくなってきて、遂にキレたのです。そういう表に出せない感情をたくさん抱えるようになって、正直ブログも何を書いたら良いのか解らない日々が続いています。
忙殺されて頭がとっちらかってはいるものの、答えは自分で見えています。
私は陶芸のため、自分の為に頑張るのです。それはこれからも止めません。
今が成長の時なのです。自分の足場である陶芸の技術を向上し、もう一歩前に踏み出すときなのだと思います。少し静かに粘土と向き合う時間を多く持とうと思っています。
独立してから3年、全てが順風満帆に進んできました。
出産を機に考える事になると思っていましたが、思ったより早くそれと真剣に向き合うべき時が来たようです。写真は弟子時代にすんでいた家、私の原点です。あの頃に帰りたいとは思いませんが、あの頃の私からみて今の私は幸せだろうか、今一度考えたいと思います。
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by yukoo1218
| 2010-10-29 11:19
| 陶芸コラム