経産婦なみの心臓だと各方面から言っていただいていて、健康妊婦を自負していた私ですが、ついにマタニティブルーなる状況に陥っているようです。
妊娠36週を超えてから、動悸と不眠に悩まされていたので、おそらくその疲れの蓄積もあるのだと思いますが、いよいよ不眠が本格的になり、ちょっと困った状況になっております。日中は元気なのですが。。。
以前とある方から「世の中には男性と女性と妊婦の3つの性がある」と聞いた事がありますが、本当に妊婦というのはジェンダーを超えた不思議な存在でありメンタリティに陥るようで。
何が悲しいとか、何かが辛いという事ではないのですが、なぜだかどうにも今まで自分が知っていた自分とは少し違っていて、我ながら対応に困惑しております。
まぁ己の体の変化と、これから母になる環境の変化だけでも受け入れるのが大変なのに、それに加えてどうしても家族の事ですから、実家族義家族ふくめ色々な感情や思いの煽りを受けやすいという事もあるのでしょう。仕事と自分の社会生活を主とし、家族とのつながりは基として生きて来た私ですが、今は家族のつながりが主となっているのですから、それだけでも戸惑うのは無理もありません。
こういうブルーな症状と自分は無縁と思っていたので、少しビビっております。知らず知らずに気を張っていたのかもしれません。こんな調子で出産後大丈夫なのでしょうか。。。
うーむ。このまま健やか妊婦で切り抜けるかと思ったのですが。やはりそうはいかない。それこそが妊娠している、ということなのでしょう。
ベビーに悪影響があるといけないと思うと、泣いてたらいかん!と自分を律したいのですが。それもかえって追い込む事になるといけないから、この際自分の体の赴くままに任せてみよう、と思っていたら、結局朝4時から今まで泣き通しという何とも不穏な状況になってしまいました。でもネットなどを見ていると、沢山の先輩ママさん方が、こういう感情や状況を乗り越えて出産し逞しく子育てをしておられるようなので、あまり心配せずに望もうと思います。
ひとつひとつが経験です。生まれて初めての経験、というのも三十路も半ばになるとあまりないから、久しぶりに未知の世界を経験する不安が、やはりどこかにあるのかもしれないですね。そういや思春期にもこういう朝があったもんなぁ。つまりは10代と同じ感じの繊細さになっていると思えば、大した事は無いということです。
あと数日で予定日。残された自分の時間をわがままに過ごそうと思います。